2008年3月23日日曜日

キト最終通信 聖金曜日


3月21日はSemana Santaの聖金曜日。スペイン語学校AGSの生徒と先生は旧市街で行われるProcesion(パレード)見学に繰り出しました。キリストの復活に合わせたこの行事はカトリックを信ずる国民が大半のこの国では最大の行事の一つのようです。写真は都心の目抜き通りをゆくパレード。昔「イースターパレード」という映画があったのを思い出します。

それにしてもイスラエルの小さな村に生まれたキリストが、当時のイスラエルでは必ずしも強い支持を得られていなかったにもかかわらず、こうして遠く地球の反対側の国民の心をとらえてしまったのは一体何なのだろうかといつも考えます。Anti BrancoのCarmitaは「宗教は現地人懐柔の手段だったのよ。」と言います。右手に剣、左手に聖書(手は逆だったな)で新大陸を征服した歴史をみるとそれもそうだと納得しますが、しかしそれだけではない人をとらえる何かかあったのでしょう。

ここ旧市街の中心に大聖堂があります。そこには「最後の晩餐」を描いた絵画が飾られていますが、そこでキリストたちが食べているのは何とクイ(モルモットのようなもの。現地の名物料理となっているがもともとはインディヘナの伝統的料理)ここにも布教の戦略(は大袈裟かな)を感じます。

これでキトにもAGSの先生、生徒のみんなともお別れ。ちょっとセンチな気分でいたところ、いつもひょうきんなMastoro Manuelが「よしが帰るのでCamitaは泣いているよ。」とからかいます。当のご本人はにこにこ笑っていて、最後はラテン式の抱擁で来年の再会を約しました。

よし

最後の二つの通信はキトのホテルの回線の具合が悪く送信できませんでした。今Guatemala Cityに移動しましたが、そのホテルから送信しています。

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